発達障害をもつ大人の会 メールマガジン 創刊号

2009-09-30

◆…☆ 発達障害をもつ大人の会からの最新ニュースをお届けします。☆…◆

★☆・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・☆★
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【発達障害をもつ大人の会(DDAC)】メールマガジン
 創刊号  2009年09月30日配信
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
★☆・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・☆★

_/_/_/ [CONTENTS] _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

・会のNPO法人化について
・メンバーの声
・今月度の活動報告
・相談や講座等のご案内

┏━━━━━━━━━━━◆
┃会のNPO法人化について    
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

■━ NPO法人ってなぁに? ━ ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○

NPO法人は『特定非営利活動法人』と呼ばれる組織団体のことです。
と言っても、なんのことだかわかりにくいですよね。もう少し言葉を分解して
説明して行きます。

辞書とかで調べると『NPO』と『法人』は以下のように書かれています。
・NPOは、nonprofit organization の略で、非営利組織団体のこと。
              ↓
 大雑把に、ボランティアの人たちが集まった団体と考えても大丈夫です。
 よって、私たちの『発達障害をもつ大人の会』も立派なNPOです。

・法人(ほうじん)は、生物学的にヒトである自然人ではないが、法律の規定に
 より「人」として権利能力を付与されたものをいう。
              ↓
 よけい難しくなったという声が聞こえてきそうですが、たとえば私たちの会
 が法人化すると、『発達障害をもつ大人の会』という名前の人が存在する
 ことになります。そこで、この名前を使って銀行に口座を持って運用したり、
 車を買ったり、家を事務所として借りたり、人を雇ったりすることができる
 ようになります。これが「人」として権利ということです。

■━ どうしてNPO法人になるの? ━ ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo

今『発達障害をもつ大人の会』では会をNPO法人にするため、とても奮闘して
います。まずは会の発足と今までの歩みを振り返って、そして奮闘することに
なった経緯(いきさつ)をお話して行きたいと思います。

<会の歩み>
2002年   『SOAA関西ほっとサロン』発足 (NPO法人大人のADD&ADHD
↓  の会(SOAA)のセルフヘルプグループとして発足)
↓ {成人の発達障害は存在すら認められておらず、支援はほとんどない状態}

2005年4月 発達障害者支援法[※1]
↓ {各都道府県に発達障害者支援センター(相談窓口)が作られるが成人の
↓ 発達障害への対応はほとんどない}

2008年4月 『発達障害をもつ大人の会』設立。
↓ {ピアサポート[※2]の活動を中心に、発達障害を持つ人の生活の向上と
↓ 地域社会への正しい理解と支援を広げるための活動を行う}

2008年11月 ONPでのブース利用開始
↓ {現在トライアル期間->2009年10月にてトライアル終了予定}

2009年2月 「発達障害をもつ大人の会」のホームページを立ち上げ
↓ {NHKの「きらっといきる」で会が放映される}

2009年7月 Webラジオ『ほっとサロンdeラジオ』開局!!

※1『発達障害者支援法』とは、これまで既存の障害者福祉制度の谷間に
置かれ、その気付きや対応が遅れがちであった自閉症・アスペルガー症候群、
LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)などを「発達障害」と総称し
て、それぞれの障害特性やライフステージに応じた支援を国・自治体・国民
の責務として定めた法律(平成十六年十二月十日法律第百六十七号)
※2 ピアサポート(peer support; “対等な支援”)とは、「同じような
立場の人によるサポート」といった意味で用いられる言葉。

『発達障害をもつ大人の会』を設立するにあたって、私たちは発達障害をもつ
大人が二次障害を克服してよりよい生活ができるよう、またその特性が社会に
受け入れられ、必要な支援を得て、自分たちの能力を生かし地域社会に貢献で
きるよう、積極的に活動を行っていきたいと考えてきました。
その結果、この先活動の輪を広げていくためには、社会的な信用を含め、会と
してより多くのことができる必要がでてきました。そのための方法としてNPO
法人になろうとしています。

いぜん『発達障害』であるということは市民権を得たとは言えない状態です。
自分自身に障害があるという認識すら持てなくて、深い悩みを抱えている方々
も、まだたくさんいると思います。
そういった方々を含めて、全ての市民ベースで障害について語り合える環境が
できれば、間違った偏見や個人ベースでの問題も解消していくのではないかと
私たちは考えています。
『発達障害は特別なことではない』とみんなで言える世界。先はかなり長い道
のりになりそうですが、そういった社会を目指す第一歩として、私たちはNPO
法人としての活動を開始して行きたいと思っています。

■━ NPO法人になるとどうなるの? ━ ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○

法人になると、『発達障害をもつ大人の会』という名前で、銀行に口座を持っ
たり、車を買ったり、家を事務所として借りたり、人を雇ったりすることが
できるようになります。
他にもNPO(非営利組織)ということで、物を販売したときにかかる消費税が
免税になったりします。(1千万円以下の売上げという条件付)

権利が増えて、いいことばかりのように思えます。
しかし世の中はそう甘くなく、『権利』があれば『義務』も発生します。

「会」が「人」になったわけなので、住民税等の税金がかかってきます。
(住民税[年額7万円]は、大阪では免税措置を申請すれば払わなくても済みま
すが、毎年手続きを行う労力は必要になります。)
よって税務申告義務に従って申告手続きをしなくてはなりません。また、経理
を正規の簿記の原則に基づいて処理する必要もあります。
(税務申告は税務署が税法上の収益事業をやっていると判断しなければ申告の
必要はないのですが、どちらにしろ正規の簿記は必要で、専門の経理担当者
か税理士が必要になります。ぶっちゃけ、雇うお金がいるわけです。)

おおまかにメリットとデメリットを挙げると以下のようになります。

<メリット>
・団体が契約の主体になれる
・団体が資産を持てる
・従業員を雇える
・資金調達が容易になる
・節税が可能
・公共事業への参加が容易になる
・社会的信用が高まる

<デメリット>
・活動内容に制約がある
・厳正な事務処理が必要
・税務申告義務がある
・設立に時間が掛かる
・情報開示が必要
・財産の名義変更に問題がある

このメリットとデメリットの関係なのですが、小規模な活動をしている場合は
デメリットの方が大きいのですが、規模が中規模や大規模になるとメリットの
方が大きくなってきます。
また国税庁からNPO法人に対する税制措置があるので、通ればメリットはさら
に大きくなります。(但し、狭き門なので通るのは至難の業だと現在NPO法人と
なってる皆さんからは不平がでているそうですが…)

■━ NPO法人になるにはどうすればいいの? ━ ○oo○oo○oo○oo○oo○

内閣府に設立の認証申請を行い、認証通知を受けた後、登記関係の手続きを行
って、結果を届け出ればNPO法人になれます。

  ですが・・・

提出書類の記述や設立の要件など、手間暇時間がかかることや制約面でクリア
する必要があることとかが多いです。
以下は『設立の要件』を抜粋したものです。
・特定非営利活動(注)を行うことを主たる目的とすること
・営利を目的としないものであること
・社員の資格の得喪に関して、不当な条件を付さないこと
・役員のうち報酬を受ける者の数が、役員総数の3分の1以下であること
・宗教活動や政治活動を主たる目的とするものでないこと
・特定の公職者(候補者を含む)又は政党を推薦、支持、反対することを目的
 とするものでないこと
・暴力団又は暴力団若しくはその構成員若しくはその構成員でなくなった日
 から5年を経過しない者の統制の下にある団体でないこと
・10人以上の社員を有するものであること

提出書類には定款、役員名簿、設立趣旨書、事業計画書等を記述する必要が
あり、会のみんなで集まって、どうしようこうしようと現在奮闘している最中
です。(たとえば、法第14条の7第3項が規定されたことにより、社員総会
における表決方法が『定款』に定めれば、社員総会に出席しない社員でも電子
メールやインターネットのホームページを通じる等の電磁的方法による表決を
することが可能になるとかあったために定款の再度検討が必要になるとか。)

後、やはりお役所仕事なので時間がかかります。
申請してから4~6ヶ月はかかるというのが一般的だということです。

待つ時間も含めて、道のりはまだまだ遠いですが『千里の道も一歩から』の
格言どおり少しずつ進めていってますので、いずれは到達できるでしょう。

┏━━━━━━━◆
┃メンバーの声    
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

本メールマガジンでは購読者の声を、いろんな形で反映したいと考えています。
日頃起きた些細な出来事、みんなに聞いて欲しい思い、メールマガジンに対す
るご意見など、どんなことでもかまいません。実名、ペンネーム、匿名希望を
指定の上、投稿していただければ紙面が許す限り載せていきたいと思います。

投稿先のメールアドレスは、merumaga@adhd-west.net

※「メールマガジンへの投稿」等のタイトルで発信してください。

┏━━━━━━━━┓
┃今月度の活動報告┗┓    
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
・9/19 関西ほっとサロン
・9/26 大阪ボランティア協会の『大阪NPOプラザ・カフェ』に参画

┏━━━━━━━━━━━◆
┃相談や講座等のご案内    
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
・ピアサポーターによる電話相談を毎週水曜13時~16時に行っています。
 電話番号は、050-5534-6048。悩みを分けあえば解決の糸口が見えることが
 あります。ぜひご利用ください。
・10月上旬に『死刑でいいです』という発達障害と診断された死刑囚の本が
 共同通信社から出版されます。「関西ほっとサロン」を取材された記事が
 載っていますので興味をもたれた方は一読するのもいいかも!
・「きらっといきる」(NHK)にて、会のメンバー出演による放映がありました。
 詳細は以下のHPで!
 www.nhk.or.jp/kira/program/past/details/411_rb.html

☆彡:・:★彡:・:☆彡:
編 集 後 記
★彡:・:☆彡:・:★彡:

『発達障害をもつ大人の会』からの初めてのメールマガジン、如何でしたで
しょうか。まだまだ始まったばかりなので至らない点も多いと思いますが、
やる気だけは大いに充電して今後も発信をして参りますので、よろしくお願い
いたします。
                           広野ゆい&KK

Copyright(c) 2011-2016 NPO法人DDAC(発達障害をもつ大人の会) All Rights Reserved. Designed by o2BusinessTheme